仕事のスキルをまちづくりに!インタビュー#1「多摩市自治推進委員会 委員の塩沢さん、丸茂さん」
「多摩センターの未来デザイン検討委員会(仮称)」では、まちの”つかい方”の可能性を広げるとともに、今後描いていく「多摩センターの将来ビジョン」に多様なまちの声を反映していくため、これまでのワークショップやイベントで出会った人などから、ディープな声を集めるインタビューを行っています。このうちの一部を抜粋して紹介させていただきます。
令和4年10月2日(日)、パルテノン多摩クリエィティブラボにて、多摩市在住で、普段は都心の企業で働きながら、これから多摩市や多摩センターで何かしたいと検討・実践されている、多摩市自治推進委員会委員のお2人にお話しを伺いました。
ーー今後どんなことをしたいと考えていますか?
多摩市や多摩センターをフィールドに、仕事で得たスキルやネットワークを活かし、何かできることをしたいと考えています。
まずは、多摩市の強み・弱みを分析した上で、スタートアップ企業を呼び込み、多摩市を活性化させるための具体的な取組を提案・実践したいと考えています。
実は、企業にとっても社員が地域で社会貢献活動していることは、成長余力があるとみなされ、企業の魅力のPRにもつながります。
ゆくゆくは、地域活動が今働いている会社にも本業にプラスになると認められて、平日の昼間に仕事として活動できるようなると良いと感じています。
ーー現時点で多摩市の強み・弱みは何だと思いますか?
まちとして、地盤が強固で地震に強いことや、文化ホールがあることにより文化的な素地があり、文化的な人材が多いことが強みだと思います。
一方、高齢化の進展や、団地が駅から遠いこと、メディアが打出すまちのイメージが悪いことなどが弱みだと捉えています。
ーー今後どんな取組があると良いと考えますか?
オールドタウン、シルバーのまちというイメージを逆手に取ることが大事です。高齢化の進展により、地域で潜在的に活躍できる人材が増えています。
例えば、若い世代・子育て世代と高齢者のニーズをマッチングする取組は面白いと思います。高齢者による家事代行で子育て世帯の時間がつくれたり、多摩中央公園の清掃・造園・剪定や、歩行者専用道路のペンキ塗りなどを地域住民でできたら面白いと思います。
防災に関心を持っている人も多いです。そうしたニーズに合った形で、防災キャンプなどのイベント、避難先となる地域の居場所づくりなどで住民同士のつながりがつくれたら面白いのではないでしょうか。
ーー活動を進めるうえで、どんなことが大切だと考えますか?
メンバーが固定化し、閉鎖的になると良くないと思います。リアルだけでなく、地方や海外にもオンラインで幅広いつながりが作れると良いと思います。
単なるボランティアにならないように持続可能な仕組みも必要だと思います。私は「星のソムリエ資格(※)」を持っていますが、そうした資格のように自身のスキルを活かせる場があると良いと感じます。例えば、「団地ソムリエ資格」を作っても面白いのではと思います。
(※)星のソムリエ資格・・・運営機構から指定された実施団体が講座開設や認定試験を行っており、実施団体によっては、有資格者に星をめぐるツアー同行や星の案内を依頼している。若干の報酬と旅行に同行できるというモチベーションが持続可能な仕組みとなっている。
いま多摩センターでは、あなたの”つかい方”の提案・実践をお待ちしています。まちの転換期は、あなたのやりたいことを発揮するチャンスです。きっかけを探している方、情報が欲しい人、ぜひ登録してください。
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