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大切な過去の思い出を語ると、そこに未来が見えてきた!?ー2022.7.23

7月23日、多摩センター駅から延びる大通りの先にあるパルテノン多摩にて
ワークショップ「多摩センターの未来をデザインしよう」を開催しました。
未来を考えるなんて壮大なテーマ、ちょっと想像つかないな・・・。
そんな参加者に、ファシリテーターから
”まずはあなたの思い出をきかせてください”

え、思い出?
ほんとうに思い出を話して、多摩センターの未来が見えてくるのでしょうか。

ワークショップ開始!

疑問に思いながら、初めましての方と、机を囲む、、のではなく、円形段ボール板、その名も”えんたくん”、を膝の上にのせて、膝を付け合わせて座りました。

えんたくんに貼られたメッセージ よし、とにかく思い出を話せばいいのね

総勢約40名、大人も子供も学生も、多摩センターに住んでた人も、住んでない人も。
ぽつぽつと、次第に、がやがやと、出てくる出てくる、みんなの思い出。

―放課後帰り道、分岐点で、友達とずっと話していた
―自転車で街を走り回った、あやしい駄菓子屋で買い物、ドキドキした
―お祭りの屋台で見た大人が、いつになく楽しそうだった
―秘密基地で傘を家にした、エロ本隠した
―お祭りですくった金魚はずっと生きていたな
―電車の扉が開いてホームに降りた時、駅そばのにおいがした
―子供の時、多摩センターができた、わくわくした
―お祭りの時は、夜まで外で遊べて特別だった
―大人からダメと言われることをするのが楽しかった

円卓であり模造紙であるえんたくんにメモ

いつの間にか”今(現在)”の話に

あぁそういうことあったよね、僕もそれやったなぁ。
今ってどこでできるんだろうか。
今って、やっていいんだっけ?
今はどうやって子供たち、遊んでいるんだろう

思い出を話していくうちに、誰からでもなく今の話になるのが不思議。

―大人の秘密基地ほしいな
―多摩センターに個店舗ってあまりないね
―楽しい大人の姿、自分は子供に見せることできているかな
―こじんまりした地域のお祭りやりたいな
―30年前も今も、子供のわくわくポイントは変わらないね
―今の多摩センターにわくわく感や冒険性はあるのだろうか
―闇市があったらおもしろいじゃない
―今のまちは、時間も空間も余白がないように感じる

思い出を膨らませて・・・

各班で話したことを発表していくと、同じような思い出が複数班で話されていたり、共通点があったり、違う視点があったりと、発見がたくさんありました。
思い出が思い出を呼び、多摩センターへの想いが、会場にあふれて・・・
でも、未来のデザインまでは、行きつかなかった気が・・・・。
やってみた私たちもちょっと不安に。。。

班で話したことを発表します

多摩センターの未来を考えるスタートとなったこの日、
”こんなふうに、いろいろな人の思い出をたくさん集めて、さらに深く話して、想い描いて、少し実験してみて、、、その積み重ねが、未来のデザインをする工程の一つ一つとなっていく”
そのファシリテーターからの最後の言葉に、
思い出(過去)が今(現在)に、
そしてこれから(未来)に、
私たち自身もまたスタート地点に立った気がしたのです。

まちの未来って、ドラえもんの道具が飛び交う姿を想像するのではなく、
一人一人がまちで過ごす姿を想い描くこと。そしてその姿は、一人一人の思い出の中にこそ、ヒントがあるということを、この日は学びました。
だって、この彩り豊かな思い出たちを眺めていると、なんだか多摩センターの未来が見えてきそうな気もしませんか?

思い出いっぱい出てきました

まちのひとが共感できるシーンを見つけていく、
それが未来をデザインすることにつながるのではないか?との
考えから
皆さんから出てきた思い出を、今のまちへの想いにして、
多摩センターで実験的にどんどん「まちづかい」していきます!

あなたも一緒に、その想いを、形にしてみませんか。

次回は気軽にあなたもご参加ください
お待ちしています!

2022年7月23日 第1回ワークショップのチラシはこちら
PowerPoint プレゼンテーション (tama.lg.jp)


いま多摩センターでは、あなたの”つかい方”の提案、実践をお待ちしています。まちの転換期は、あなたのやりたいことを発揮するチャンスです。
きっかけを探している方、情報が欲しい人、ぜひ登録してください。
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